管理入院の思い出~病院食編1・2~
~その1~
~その2~
双子妊娠中、管理入院(2ヶ月間)の思い出シリーズです。
わたしの入院していた周産期センターは、建物はリニューアルされたばかりでとっても綺麗だったのですが、残念ながらお食事に関してはいわゆる一般病院食といった感じで、味付けが薄く、妊産婦用に調節されたお食事が出されていました。
普通の病院なので当たり前なのですが、他院(ちょっとセレブめな産科病院)から転院してきた同室妊婦さんの転院前の素敵な病院食メニューを聞くたびに、切ない気持に…。
とはいえ、始めからこれしか知らないわたしにとっては、そんな病院食でも入院中唯一の楽しみと言えるのでした。
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メニューは、だいたい1ヶ月でローテートしているので、入院が長くなるほど同じメニューに再開する回数が増えていきます。
わたしは2ヶ月いたので、だいたい2回ずつくらい同じメニューに再開しつつ、退院の日を迎えました。
妊娠前期から入院している長い患者さんだと、3周4周目なんてことも。
入院が長いほど、病院食マスターになっていくシステム。
ちなみに朝食に関しては1週間でローテートしているので、もう飽きるレベルを越えルーチンと化しました。
火曜朝にでる卵とじの味気なさは異常……。
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お腹の張りが強くモニターの指示が入ってしまったりすると、食事どきはおあずけ状態になることがよくあります。
周りのベッドには普通にお食事が運ばれているので、美味しそうな匂いのなか、ひたすら天井を見ながらモニターの終了を待つ間の切なさたるや。
これがなぜか、楽しみな食事に限って、点滴の入れ替えやらモニターやらでおあずけになってしまう不思議。
そのぶん、食べられたときはしあわせ倍増です。
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わたしはまだ食事制限がなかったので、間食の制限はありませんでしたが、早産予防の点滴のせいで血糖があがってしまう場合がけっこうあるらしく、同室の妊婦さんの4人中2人は血糖チェック&食事制限が入っていました。
ウテメリン、マグセント、あなどりがたし……。
最後の方はお腹が大きすぎて胃が圧迫されてしまったのと、マグセント副作用の筋肉痛で噛むことがつらかったのであまり食が進まず、ワゴンサービスでワンタンとかを買ったりして好きなときに好きなものを食べていました。
入院中はもっぱら、退院したら何を食べるか、という話題で盛り上がった思い出(笑)
わたしは退院した週は、入院生活の反動でグルメ三昧してしまいました。