「サンタさん見てる」を言わないと決めた理由
: 小1双子
こんばんはpikaです。
今年もクリスマスの時期がやってきました。例年、わが家で多用されるこのフレーズ↓
「いい子にしてないとサンタさん来ないよ」「サンタさん見てるよ」
思うところがあり、今年は言わないことに決めました。
プレゼントは「いい子」の勲章?
いい子にしていればサンタさんが来るよ、という定番のフレーズ。
サンタクロースを題材にした絵本でも、サンタのお手伝いである小人たちが、全国のよい子を調査し、いい子の名前リストをサンタに提出している、ということになっています。
(だから、クリスマスが近づいたらおりこうにね〜という補足つき・笑)
わが家でも、なんの疑問もなく「いい子にしていないと〜」のフレーズを多用してきました。
そして迎えるクリスマス当日。
最終的に、多少のことは多目にみて、「いい子だったよね」ということで、プレゼントをわたします。
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プレゼントをもらった時の、双子の反応↑
「いい子」だったかどうか、本人たちの自己評価では「おりこうじゃなかった」らしい^^;
すなわち、親がそう評価している、というふうに、ふたりには映ったようです…。
怒りまくってた、ということになります(反省)
わが子のふり見てわがふりなおす
子は親の鏡、と言いますが、まさしく、わが子の言動をまのあたりにし、わが身をふりかえらざるをえないできごとがありました。
ひとつは、2コマ目に描いた、「プレゼント脅迫」事件。
いますぐ○○しないと、プレゼントあげないよ!
プレゼントというのは、まいにち一生懸命つくってくれる、折り紙作品のこと。
自分の要望を聞かなければ、報酬はないよ、という訳です。
これって、すごくどこかで見たことのある図式…
そう、「いい子にしていないと(要望)、サンタさん来ないよ(報酬なし)」の構図。
報酬物で他人をあやつろうとする行為。
「ビックリマンシールあげるから、今日からお前、オレの舎弟な」というアレ。(古い)
ビックリマンシールでつながった友達とのあいだに、真の友情は生まれないアレ…。
ふたりには、親の言動がそんなふうに映っていたらしい。
そしてその後、追い討ちをかけるかのように、3コマ目の発言。
ごほうびがないと、やりたくないよ〜!
完全に報酬型の人間のセリフ(汗汗)
報酬がなければやる気がでない、と。
行動(片付け)本来のもつ目的(きれいになる=気持ちいい)が失われ、報酬(ごほうび)が目的になってしまうやつ。
わが子が、よからぬ方向に育ちつつあることに気づいて、ショックを受けました。
プレゼントを切り札にすることの危うさ
「いい子にしていたら、ごほうびがもらえるよ~」という親の言動。
ときには「サンタさん見てるよ~」(おりこうにしなくていいの?という脅迫)と言ってみたり、「サンタポイント」なる謎のポイント制度(てきとう)まで登場したりしていましたが↓
わが家の子どもたちには、「モノでヒトを動かす」「行動には対価があるべき」といったメッセージとして伝わってしまったようです。
プレゼントやごほうびを切り札にすることの危うさよ。
多分に伝え方の問題もあると思うので、すべてのごほうびがNGと言いたいわけではないのですが、クリスマスはやはり「おたのしみ」であって、ゆすりのネタであってはいけないのだなあ(←言い方)。
条件で愛を引っこめるやり方はよくないと、この本にも書いてあった…。
モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方( 3歳 〜 12歳 の子ども対象)
いい子だからご褒美をあげよう、愚図ったからご褒美はなし、という条件ありきの愛情。大人にそのつもりがなくても、子どもは「いい子にしないと愛されない」と受けとめてしまう。というような内容(うろ覚えスミマセン)
大人は圧倒的な力をもつぶん、常に子どもの立場にたって考える必要があるんだな。
あらためて反省しました。
まだクリスマス本番はこれからですが、自戒の意味をこめて記録に残してみました。
というか本来、クリスマスって、「子どもがご褒美をもらえる日」じゃないよね、っていう^^;
ちなみに、わたしにとっては「ケーキが食べられる日」です。深い意味がなくてごめんなさい…!
長くなりましたがこの辺で。ではでは。