子どものウソはどう聞くか?嘘との向きあいかた
: 小1双子
こんばんはpikaです。
こどものウソとの向きあいかたについて考える機会がありました。
きっかけは、こちらの本。
表情研究の大家であり人のウソを見破ることを得意とする著者ポールエクマン氏が、中学生の息子に嘘をつかれ、それを見破れなかったことをきっかけに書かれた本です。
子どもは年齢とともに嘘をつくもの。嘘にも種類がある。子どもに嘘をつかれていると感じたとき、親のすべきことはなにか? など。
印象に残った部分をわたしの読書ノートから抜粋します。(※メモです)
- 子どもにもプライバシーを認める。(プライバシーを守るための嘘もある)
→あらかじめ「知るべき項目」を親子で定めておく(どこで誰と遊ぶか、など)- 子どもにウソをつかれていると感じたら?証拠を探り嘘をあばく必要はあるか?
→犯罪など重大なことでないかぎりは、その必要はない。
→自白を強要したり嘘を暴くことで信頼関係を傷つけるおそれがあることを忘れない。
→子供の立場にたち、理解を示す
→罰を与えるなら全く関係ない罰ではなく(もう一生テレビなしね、など)嘘をついた結果として責任をとるかたちの罰がよい(門限やぶりなら、1か月は夜の外出禁止、など)- 怒りの感情で対処することなく冷静に理解を示し信頼を勝ち取る。怒りや懲罰は嘘を助長する。
- 日頃から両親が誠実な姿を見せることが大切。嘘や誤魔化しはないか?(駐車違反など、ルール違反もふくめて)
こどもがウソをついているっぽいけれど、どうする?という状況のとき。
うたがってかかり信頼をうしなうよりは、だまされるほうが、まだマシ。
親は警察官のように子どもの嘘をあばく必要はなくて、あくまで信頼をきずいたうえで、ウソはよくないということを怒りではなく冷静にくり返し伝える。
怒ったり罰したりすることは、かえってウソがふえる結果につながる。
なるほど~と考えさせられる内容でした。
「こうなったらいいな」という夢のあるうそ(空想)は、ともに世界観をたのしみながら聞くことができますが、小学生にはいって気になりだしたのが、意図的な「だます」ための嘘。
(主に親の追及から)逃れるための嘘(洗い物だしたよ、など)をつかれるたび、「ほんとに?」と確認作業をして「嘘はダメよ~」と、やってしまっていた…。
「ママはぼくのことを信じてない」と思われたかな、と、今さらですが反省…(- -;
うちのふたりを見ているかぎり、だいたいのうそは、「めんどくさいこと」から逃れるためのようです。
その理由のひとつが、母のわたしが先走ってアレこれ言ってくるから、だとしたら。
うそをつかせているのは、わたし、ということにTT
すぐに「ほらウソだった」とやるのではなくて、まずはルールを決めて、おたがい納得のいく形でその約束を守っていくこと。
つねに子どもの立場にたって、いったん考えること。
(自分がこう言われたらどんな気持ちかな?など)
ウソはよくないし、すぐ嘘をつくような子ども~大人にはなってほしくない、という気持ちに変わりはありませんが、その伝え方については、もっと慎重になる必要があるな、と感じました。
しかし、このころ(↓)から、やっていることが変わらない…^^;
子どものウソは、どう聞くか?嘘との向きあいかたについてのお話でした。
嘘はよくないけど、それ以前にもっとも大切なのは、親子の信頼を傷つけないこと。
親の姿を子どもは見ている、というのも非常に納得です。まずは親が正直であること!
子どもにだけ正直さを求めるのは、そもそもフェアじゃないですね。
子育ては自分育て…? ではでは~。