牛乳パック椅子作り方と布張りデコのやり方
またまた工作ネタですみません><
こちらの記事でご紹介した牛乳パック椅子の作り方と布張りの工程などのまとめになります。
ほぼ写真を取らずに作ってしまい図解になってしまいました。
後半ちょっとわかりにくいかもですみません…備忘録をかねて。
もくじ
牛乳パック椅子・材料(一脚あたり)
- 牛乳パック 12~18本
- ガムテープ or 梱包テープ
開いた牛乳パックから作る六角形椅子などもありますが、今回は洗って箱のままの状態から作りました。
口を開いたままの①の状態のものと、口の折り目で切った②の状態のものを使用しました。
構造
今回作った椅子の構造です。
座面部分で6本分(二重にしたので×2の12本使用)、背もたれ部分で6本使用しています。
基本のパックの作り方
基本となる牛乳パックの作り方など。
中身を詰める
まず、口を切った②の牛乳パックのなかに新聞紙または広告を詰めていきます。
はじめ丸めた新聞紙を3枚分入れて作っていたのですが、途中から折り畳んだ広告に変えました。
新聞紙を入れた物と比べ重さがなんと2倍になり。パックを二重にしているので構造的には弱くないはずなのですが、軽すぎるとひっくり返ってしまうのでこちらを採用しました。
詰め方ですが、広告(新聞にはさまってくるアレ)を2つ折り、3つ折りにし、横長にした広告を牛乳パックの横幅になるようじゃばらに折り畳み一定方向に詰めます。
じゃばらの方向を合わせ、座る方向に強くなるようにします。
※口を閉じてしまってもさわってへこませてみると強い方向がわかるとおもいます。
※ちょうど口の部分まで詰まるよう大きさを調節しながら広告を折って詰めていきます。2~3段くらい詰まります。
※詰めてふくらみすぎると、あとで合わせるときに苦労しますので程ほどで(笑)
牛乳パックを二重にする
広告を詰めたら、口を切っていない①の牛乳パック(中身は空)のなかに広告の詰まった②のパックを入れ込みます。
②のパックの入口(四辺)をちょっとへこませてひし形のように小さくしておくと入れ込みやすいです。
※図では広告入りの②のパックが下になっているのですが、逆の方が入れやすいかもです…
真上から全体的に力を入れ少しずつ入れていくのがコツです。
完全に入れきったら、①の口を閉じ図のように折ってテープでとめます。これを座面に使用します(6個)。
背もたれのパックの作り方
背もたれはすこし高さを出したかったので図のように両方に新聞紙を詰めてから合体しました。
こちらは軽くてもよいので新聞紙を使用しました。口を切った②の牛乳パックに3枚分を(A)、口を切っていない①の牛乳パックの底に1枚分を丸めて入れておきます(B)。
BのなかにAを押しこんで入れ込んでいきます。背もたれは3個作るので、それぞれの長さが合うよう調節しながら押し込んでいきます。
※3個の長さを合わせるのが意外と大変かも。一気に作るのがコツです^^;;
組み立て方
材料が揃ったら組み立てていきます。
まず座面になるパーツを1段ずつ作ります。3個を並べてテープでぐるっと固定します。足で挟むとやりやすかったです(笑)
2段できたら、それぞれをまたテープでぐるっと巻き固定します。
背もたれも同様に作り、背もたれと座面を同じように固定し牛乳パック椅子の完成です。
布張りデコレーション手順
そのままでも良いのですが、今回100均で買った不織布のテーブルクロス(防水)でデコレーションしましたのでそのメモを。
まず準備としていらなくなった手ぬぐいで椅子を包みました。1脚あたり2枚使用します。※手縫いです。
この手ぬぐいにテーブルクロスを縫いつけていくことになります。
手ぬぐいの包み方
牛乳パック椅子を手ぬぐいで包んでいきます。
イメージとしては、箱を包装紙で包むような感覚で。紙ならテープでとめるところを糸針で縫い止めていくような感じです。
できあがった椅子のサイズや手ぬぐいのサイズによるところが大きいので包みながら縫っていくのが良いとおもうのですが、一応今回の包み方など図解を。
2枚の手ぬぐいをこのように使い牛乳パック椅子全体を包みました。
前パーツ(座面)を先に包みました。番号は縫った場所と順番です。
下に布端がくるようにくるっと包み、前部分で余った布を図のようにとめました。
後ろパーツ(背もたれ)はこのように。下までくるようかぶせてみてから、たるまないよう引っ張りつつ番号の順に縫い止めました。
前パーツと接する部分(⑥やそれより下の後面布の布端など)は前パーツ布と重ねて縫い止めています。
見た目があれですが実際の写真はこちら。
とめている最中。(部屋がきたなくてすみません…)
とめおわったところ。
ぴろぴろする部分があれば適宜縫い止めていきました。ポイントが止まっていればがっちり縫わなくても良いとおもいます。
テーブルクロスを裁断
手ぬぐいで包み終えたらテーブルクロスを裁断していきます。
今回は図のような感じに2脚+オットマン1個ぶんをとりました。
やり方としては、裏にしたテーブルクロスのうえに実際に椅子をその向きに置いてみて、すこし大きめに印をつけていきました。
どのパーツかわかるように「左上」などポイントに印をつけました。
左右1枚ずつで2枚、背もたれ後面~座面前面で長く1枚とりました。底面はサボって手ぬぐいむき出しです^^;;
背もたれ座面部分も実際に合わせながらおおまかにマークしていきます。あとで折りこむので多少雑でも大丈夫です。
縫いつけ
裁断が終わったら、①左右面(側面布)②背もたれ~座面(中央布)の順に縫いつけていきます。
※写真はオットマン(座面のみの椅子)で、①中央布 ②側面布の順に縫いました。(背もたれ椅子と逆順)
側面はこんなかんじに。あとで背もたれ~座面の中央布で重ねていくので、すこし大きめに縫いつけます。隠れてしまうので雑でOK(笑)
※底面と接する部分(下の1辺)は布端が出ないよう折りこみ、底面の手ぬぐいにまつり縫いします。
中央の布はこんなかんじ。布端を折りこみつつ、側面の布にまつり縫いしていきます。
※座面の左右、背もたれ左右、後面、前面、というように左右1辺ずつ縫っていくとバランスよく縫えるとおもいます。
※たるまないよう軽めに引っ張りつつとめました。
底面部分も布端が出ないよう折りこんでまつったら完成です。
写真はオットマンですが、布端をまつり縫いしてぐるっと囲ったところ。
こちらはどちらが上になっても良いように全周布張りしました。
補足と反省点など
正直なところ手順が多く手間なので、外装だけであれば直接テープで貼ってしまうか、ボンドなどでとめた方が早いです…今回適切な道具がなかったのでこの手順を取りました。
結果、角や座面などが柔らかく仕上がったのでそこは良かったなと。外装の布も、カバーを作るよりぴっちりとめれるところが良いです。ズレません。
※今回は入れませんでしたが、手ぬぐいの座面部分がちょうど二重になるのであいだに綿など入れるとふっくら仕上げになりそうです。
ただ使ったテーブルクロスが思ったより弱かったので、力のかかる部分など使用によりすこし破けてしまいました。残念。しっかりした余り布を使えば良かった…。
キルティングがあれば形を取ってかぶせる感じのカバーを作ると洗えて簡単で良いとおもいます。
まとめ
めちゃくちゃ長いうえにわかりづらくすみません…布張りなどトリッキーな感じがして人にお勧めしにくいのですが意外と手縫いだとミシンより自由がきいて面白いなと感じました。
いちばんの難関は牛乳パックをためるところかもしれません(笑)
※広告じゃばら詰めの方法だとけっこう頑丈にできるので、牛乳パックは二重にしなくても大丈夫かも。
おままごとに大活躍の牛乳パックダイニングセット。お暇があればぜひ試してみてくださいね。
それでは、また。