双子のランドセル選び忘備録・その①
こんばんはpikaです。
現在、年長さんの双子。来年度に向けてそろそろランドセルの注文を考えなきゃな〜と思っているうちに、コロナ流行で外出自粛。あれよという間に緊急事態宣言でショールームが休館へ。
4月・5月の展示会の予定が出たら動きだそうと思っていたのですが、世の中、展示会どころではなくなってしまいました^^;
今年のランドセル選び、一体どうなる…?
各社、ネットの動画配信や実物の貸し出しサービスなど、さまざまな試みを始めているようで。公式アカウントのコメント欄を見たら、同じく実物が見れずに困っているママさん、ちらほらTT
わたしも、色味などもう一度見てから検討しようと思っていたので、今この事態にどうしたものかと、決めかねている状態です^^;
そういえば去年、ふと思い立ちランドセル巡りをしたことがありました。ランドセル的には時期外れな秋のことで、去年モデルの写真ばかりなのですが、誰かの参考になるかも?と思いまとめます。
ちなみに、ランドセルのメーカー選び、わたしはこちらのサイトを参考にしました↓
リンク:「ランドセルの選び方」
工房系とメーカー系と両方の感想です。めちゃ長いです^^; よろしければ、お付き合いください笑
もくじ
そもそものきっかけ。アタラのランドセルが可愛かった
年中さんの秋というシーズン外れなタイミングで、なぜランドセルに興味をもったかというと、実はインスタ広告がきっかけ。フィードに表示されたアタラのランドセルを見て、可愛い!となり、そこから色々と見てまわりました。アタラ、ありがとう。
イタリア製ソフト牛革のコロンとしたフォルムに、カラーごと異なる内布のデザインパターン。構造のシンプルさゆえに、本革でも1250gと軽い。
これイイ!となったのですが、よくよく他のランドセルを見てまわり、比べるとすこし収納力が落ちるかな?と感じ、候補からは外れました。でもほんとに可愛い。
小学生がここに何を収納するものなのかわかりませんが、前ポケット部分が他メーカーに比べスリム。ハンカチ、ティッシュ、給食袋(あるの?笑)くらい。マチつきのラウンドファスナーで開くので、出し入れはしやすそうです。キーリングもあり。
本体はメイン収納部のみで、よくある小マチがありません。その分、本革としては軽いのですが。
小学6年生になっても可愛く使えそうで、個人的にはすごく好みです。持ってニマニマできる可愛いランドセル!
初めての訪問におススメ!感心した池田屋ショールーム
工房系つながりで次に興味を持ったのが、池田屋のランドセル。銀座ショールームに訪れたのですが、説明がとても丁寧でわかりやすく、感動しました。ランドセル巡り最初の地としておススメです。(今は休館ですが…TT)
池田屋の特徴は、
- 肩ベルトのフックがギボシ(丸い金属。写真右上)
- ロック部分の穴が縦長になっている(普通は横穴)
- 紐を引っ掛けるだけで着脱可能なサイドフック
- 故意の故障でも無償修理(子供がハサミでベルトを切ってしまった等)←普通は有償対応
とにかくサポートの手厚さがすごい。ロック部も手動で故障の心配がなく、縦穴で入れやすそうなこと、防犯ブザーもギボシの穴にはめるので、高学年になっても位置がずらせる、小マチが広がるので収納力がある、など、使い勝手を考えた細かいギミックが盛り沢山。
肩ベルトは肩に沿ったカーブがあらかじめつけてある「立ち上がり」構造のメーカーが多いなか、池田屋は立ち上がりタイプではありません。背負ったときのフィット感が気になるところ。
実際に背負わせてみて、お店のかたと一緒にチェックしてみました。
背中に隙間があるのがどうしても気になってしまいますが、見るべき場所はそこではなく、以下の2点。
- 荷重を支える肩ベルトが肩にフィットしているか?
- ランドセルの背板が背中のラインと真っすぐに合っているか?
写真では問題なく背負えていますが、教科書が入るともう少し後ろに引っ張られそうな気も(※想像)。実際に教科書に見立てた重り(約800g)を入れて背負うこともできるのをあとから知りました。子供にも試せばよかった。ちなみにお願いすれば大人も背負わせてもらえます。重り入りで背負ってみましたが、大人のわたしも問題なく背負えました。(最近の小6は大きいからな…ボソ)
ちなみに小学1年生が背負う1日の教科書、平均的な重さは1kg弱なのだそうで。持ち歩くのは教科書だけじゃないし、なるべく軽いランドセルを選んであげたい。けれど大切なのは実際の重量ではなく体感重量なのだとも言っていました。
今のところ池田屋で検討中です。人工皮革と本革、重さや質感を比べてみた感想や、カラーの検討などはまた後編で。
見た目の高級感が印象的だった中村鞄製作所
同じ銀座に店舗があるので、中村鞄も見にいきました。
スペースシャトルの座席に使われているという「シャトルクッション」を使用した背あて(背中の部分)、ふんわり感がすごい。マシュマロのようで気持ちいい。
背負ったときのフィット感もよく、とにかく見た目の高級感が素晴らしいランドセルでした。
時期外れに訪れたせいか、販売員のおじさまは少し遠巻きな感じで、あまり会話せず(笑)
毎年、人気モデルは4月に完売するものもあるとのことでしたが、今年はどうなんでしょうね。
本革のコスパが最強だなと思った萬勇鞄
こちらも本革の工房系、まんゆうかばん。ノブレスというモデルです。上品な色使いと、しっかりした作りで、6万円台とコスパがよい。個人的なお気に入りですが、気になった箇所もいくつか。
まず、ロック部分が右回りで固定なこと(自動ロックで、左には回らない)。そして前ポケットや小マチは他メーカーに比べると少しマチが小さめかな?と感じました。
バックルの形(ナミナミしてる)や、左サイドのリコーダーポケットが特徴的。縫いつけなので取り外しは出来ません。背負う機能面も必要充分で、質が高く、シンプルに可愛いランドセルです。
写真は牛革モデル。コードバン(馬)もあります。しかし、見た目がほぼ牛と一緒で、値段は3万円ほど高いので、あまり売れないそうです(去年の岩槻店では注文ゼロと…^^;)
工房系のランドセルは職人さんの手作りなので、注文してから届くまでに時間がかかります。去年、お店の人に聞いた話では、6月の予約で3月のお届けになるとのこと。
今年のことはわかりません。出足が遅くなりそうだし、どうなるんでしょうか…?
大手メーカー、量販店も覗いてみる
次に見たのが、イオンなど量販店のランドセルコーナー。「天使のはね」のセイバンや、フィットちゃん、イオンオリジナルの「かるすぽ」などありました。
特徴として、デザインが豊富で人工皮革がメイン。前ポケットがポーチのようなラウンドファスナーになっている物が多く、出し入れはしやすそうですが、そのぶんちょっとモコっとした感じになっています。(工房系は旧来のスリムな前ポケットが多い)
刺繍やプリントなどデザインが多く、とにかく種類が豊富。ありすぎて選べない^^;(優柔不断)
デザインに関する個人的な考えですが、基本的に親のわたしとしてはシンプルな旧来型のランドセルがいいなと思っていて。高学年になり好みが変わっても平気だし、見た目のスッキリ感が好きだから。(あくまでわたしが^^;)
刺繍については、縫い糸を通して雨水が内部へ浸透すること、将来的に糸が切れたりほつれたりする可能性があることから、物理的にないほうが好ましいなと。縫い目は少ないほどよい。工房系はシンプルで装飾も少ないので、それも惹かれる理由のひとつ。
大手メーカー系を見たなかでは、セイバンのモデルロイヤルというシリーズがオーソドックスで気になりました。
セイバン「天使のはね」
モデルロイヤル・レジオ バロック(ブラック×ブラウン) ※2020年度入学モデル
タフロック(人工革)なのに、コードバン(馬革)ぽい質感が素敵。
内側にロイヤルっぽいロゴが入っていますが、それ以外はシンプルなデザインです。左右連動背カンで肩ベルトは立ち上がり。ロック部は自動。
肩ベルトのS字カーブが特徴的で、体にフィットする作りになっているそう。確かに、背負ってジャンプしたりさせても、ブレずにフィットしていました。
ちょっと気になったのが、子供が自分で背負った状態のフィット感。立ちあがりの肩ベルトが、少し浮いたような印象を受けました。それを見て、ショールームのかたが、「こうして引っ張るとよいですよ」とフィットさせてくれたのですが…
この動作、親がやってあげるのかな?子供が自分で出来るのかな?と、そこだけ気になりました^^;(慣れの問題?)
自動ロックは落としたときの衝撃で故障することがあるらしく。ロック部分の修理では、そうしたケースが多いと教えていただきました。
ちなみに、だいたいどこのメーカーも、6年間の修理保証があります。
郵送対応してくれるメーカーもありますが、店舗持ち込みなら梱包の手間がかからないので、修理に出すときのことを考えると、店舗数の多い大手メーカーに分がありそうです。
フィットちゃん
あまりしっかり見られなかったので写真だけ…^^;
双子っぽいカラーリングだなーと思って撮ってみました(笑)
この頃にはもういろいろ見過ぎて、お腹いっぱいに。やはり時期外れに訪れたためか、ショールームのかたも遠巻きな感じで、少し背負っただけなのでとくに感想はありません(汗)
まとめ
- アタラ:シンプルで可愛い。コンパクト
- 池田屋:細かいギミック満載で丈夫。保証が手厚い
- 中村鞄:背綿がフッカフカ。高級感がある
- 萬勇鞄:本革で質よし、コスパよし
- セイバン:独自のS字肩ベルトでブレずにフィット
そんなこんなで、わが家は池田屋を検討中。後編は、革の種類と色柄選びについて書いてみたいと思います。