絵本は窓。童話館の通信と配本を通し感じたこと
こんばんはpikaです。
童話館での配本も2年が経ち、来年度からはまたひとつ上のコースになります。「大きいいちご(2~3歳向け)」から「小さいくるみ(3~4歳向け)」コースへ。
次コースの配本リストはまだ来ませんが、月2冊の絵本が母子ともに毎月の楽しみになっています。
童話館については、こちらの記事に。
今月の配本と、そして絵本に添えられてくる「ぶっくくらぶ通信」を読んでいて思うことがあったので自分なりのメモ。
本は「窓」
今月の通信にこんな言葉が紹介されています。
本のある家は窓のある家。街も森も見える。
絵本に限らず、本は家にとっての窓と同じように生活に必要なものだ、という説明が添えられています。
窓を開けて光や空気を取りこむ。景色を楽しむ。家のなかにいながらにして街や外のようすを知る。そうした、生活に彩りを与え世界とのつながりを与えてくれるもの。そういう意味での、「本は窓」という言葉。
ちょうど今月の配本はこちらの絵本だったのですが、これを読むとふたごは大興奮。
絵本のページを食い入るように見つめ、つばを飛ばしながら悪いねずみと応戦します。
この「ぶぶぶ…」とつばを飛ばす行為は、ふたごにとっては「威嚇」や「攻撃」なんです…^^;;
「おに」を追い払うためにもよく「ぶぶぶ」をしています。
そんなふたごの姿を見ていたら、通信に書かれていたことがなんだかとても腑に落ちて、「本は窓。世界との接点。なるほど」と思ったのでした。
読み聞かせをするとき、「言葉を吸収してほしいな」「刺激になるとよいな」という気持ちも心のなかにはあるのですが、もっと純粋に本の窓を開くことを楽しみたい。そんな気持ちにさせてくれました。
わたしの思い出の「窓」
直接関係はないのですが、さいきん来た配本のなかで、特別に思い入れのある絵本があったので少しだけご紹介。
てぶくろ
落し物の手袋に、つぎつぎと動物たちがはいってゆき、あっという間に「ちいさなおうち」になってしまうという絵本。
動物たちが1匹ずつふえるにつれて、手袋がどんどんおうち化していくのが子供心に楽しくて、とてもわくわくしたのを覚えています。
てぶくろのおうちに住んでみたい、そんな妄想を広げてくれる1冊。最後はあっという間にもとの手袋に戻ってしまうところもまた良いです。
おやすみなさい おつきさま
いろいろなところで紹介されているのをみるので、やっぱり殿堂入りの鉄板絵本!という感じがしますが^^ わたしにとっても思い出の絵本。
大人になったいま読むと、ほんとうに静かに夜が更けていくさまを明度や光を駆使し表現していて、奇抜なようで調和している配色だとか、読んでいるとほんとうに部屋のなかの一部になってしまったみたいな…まさしく「窓」な絵本だなと思います。
小さい頃この独特の世界観がなんとも言えず好きでした。
おそらく実家にも古い本があるのですが、配本で新しくいただきました。
ドールハウスのちいさな明かりひとつにもわくわくして想像がとまらなくなってしまうような、そんな絵本です。
長くなってしまいました!
ぶっくくらぶ通信とさいきんの配本からのご紹介でした。文章にするのが苦手で、伝わるか不安なのでぜひ原文で味わっていただきたい…><
絵本はたくさんの窓。大人になってからひらいても、特別な感情を呼び起こされます。ふたごともそんな感動をたくさん共有していきたいです。