ダンボールで小箱作り。自作カルタのケースをDIYした話
こんばんはpikaです。
本日は工作ネタ。さいきん、グルーガンを使わずに組み立てる方法が自分のなかで流行っています。必要なのは、カッター・定規とボンドだけ。
工作うってつけの液体のりがあるのですが、これがあると色々はかどる。
使い方にすこしコツがあるので、工程写真とともにまとめてみたいと思います。ご興味ありましたらぜひおつき合いください!
もくじ
こどもの自作カルタにぴったりな箱をつくる
ある日突然、自作カルタを作りはじめたわが息子。
いれるハコ、つくってよな〜。ダンボールで
と言うので、お得意のダンボール工作でつくることにしました。
その前に、自作カルタが長持ちするようにラミネート加工を。
ラミネーター、こどもの絵を加工したり、自分用のレシピなどをリングにまとめて保管したりなど、多岐にわたって活躍しています。
ラミネートフィルムを合わせても5000円くらい。こどものカードを作ったり、手帳のディバイダーや下敷き作りなど、自分用の小物づくりにも。100枚入りのフィルムをとうとう使いきり、先日、買い足しました笑 おススメです。
さて。話を戻して小箱づくりへ。
素材となるダンボールに、入れたいもの(カルタ)を置いてみて、なんとなくサイズ感をつかみます。
「しりのき」は、桃のこと…^^
読み札と絵札、横2列にわけて並べることにします。ラミネートもしたので、入れるものの厚みとしては1cm弱。
真ん中にいれる仕切りの厚み(ダンボールの厚み・4mm)も考えて、多少のゆとりがあるよう、おおまかな位置に折り目をつけていきます。(写真はすでに折れ線をつけた状態)
折れ線は、定規をあてた状態で、カッターのお尻の爪で、ダンボールを潰すようにしてつけます。
ダンボール工作本をつくるとき、オルファさんにいただいたカッター。
切ったり折ったりの工程は、握りやすい大型カッターだと作業が楽です。おススメの工作道具などは、こちらの記事に。
のりしろを残してダンボールを切り出し
おおまかな底のサイズ感が決まったら、組み立てたとき箱になるよう、不要な部分を切り取っていきます。
すこし余裕をもって、箱の高さは2cmに設定。
組み立てたときに角が合わさるよう、展開図を意識しながら切り出していきます。
ダンボールの切り端は、そのままにすると中身のナミナミした部分が見えてしまうので、のりしろを残して処理します。(断端は装飾の段階でかくしてもOK)
のりしろ部分は、ダンボールの表紙のみ残して切った状態。
切り離さないよう軽めに刃を入れ(ハーフカットと言います)、折り曲げるようにして裏紙とナミナミ(中芯)を剥がすとキレイに取れます。
組み立てに影響しない部分の断端は、展開図の段階で処理していきます。断端のナミナミを隠すように巻きつけて、貼りつけ。
本来なら写真上の部分の切り端にものりしろが必要なのですが、頭のなかでやっているので、ミスをして切り離してしまっています^^;
(下書きをしておくとミスがありません…)
合わさる辺ののりしろは、箱を組み立てたあとの補強として、箱の形になってから貼りつけます。
組み立てた状態。
ナミナミの中芯が見えてしまっているのが、失敗したところ(笑) こちらは後ほど、剥がした表紙で処理します。
端処理をしておくと、見た目がきれいなだけでなく、断端で手を切ってしまうなどの心配がないのでおススメです。(紙の端で手を切ってしまうことが、ありますね。鋭利なダンボール断端もその恐れがあります)
なお、仕切り板の部分も同じように、展開図の段階でハーフカットして裏紙と中芯を剥がし、溝を作ってダンボール板を嵌めています。組み立ては速乾性のボンドを使用。5分も保持すればしっかりくっついてくれます。
このあたりのコツは、ダンボール工作本のほうに。(また機会があれば記事にします><)
ダンボール、板同士の接着はボンドで、のりしろ部分の接着は速乾性のりを使用。
スコッチの速く接着する工作のり(商品名長いですね)コツは、のちほど。
フタを作成、ゴム紐をつけていく
箱本体と同じ手順でフタを作成。
箱本体で型をとり、1-2mmほどゆとりを持たせて組み立てました。高さは箱本体よりも低くなるように。またしても、のりしろをつけ忘れたので、あとから表紙で端処理しています。
さてこちらのフタ、箱が薄いので簡単に開いてしまって使い勝手がよくありません。なので、フタにゴム紐を留め、転がしても開かないようにしていきます。
- ソフトゴムテープ(平ゴム、4mm幅)
- スチールハトメ(4mm径)
- ハトメパンチ(4mm径)
- 回転式穴開けパンチ
ハトメを通すために、穴あけパンチを使います。3年くらい愛用しているロータリーポンチ。
これひとつで2mm〜4.5mmサイズの穴が開けられます。便利。
手順としては、
- ポンチで穴開け
- 平ゴムを挟むようにしてハトメをはめ込み
- 器具でハトメを潰して固定
思いついて何度か練習したことはあるのですが、念のため今回も不要なダンボールで予行演習しました。ようやく実用化できて嬉しい…
裏からみたところ。ちょうどハトメの表面で隠れるくらいの位置で挟み込むとキレイにつきました。
けっこう強い力で引っ張ってみても取れません。クレヨンのフタなど、この手順で留めておくとゴムバンドがなくなりません。というか、はじめからフタゴムつきの商品がすでにあります。(サクラクレパス)
ゴムが留まったところ。両サイドにキレイにつきました。
千代紙(折り紙)でデコレーションしていく
さて、ダンボールそのものの質感もよいですが、今回は余った千代紙で小箱の表面をデコレーションしていきます。
ヨドバシの箱、いつもお世話になってます…今回は箱表面の印字を隠させていただきます(笑)
デコレーションの貼り付け、いろいろな方法があると思うのですが、のりを使う場合は「端の部分にだけ」のりをつけて巻いていくと、表面がきれいです。(のりつけ部分は、波打ってしまうため)
いちどきに貼らず、長方形の面に分けて部分ごと貼りつけていくと楽です。今回は、短い側面(サイド)×2 → 広い側面(中央)と底面の、計3枚に分けて貼りました。
サイドはすこし、はみ出すよう大きめに切っておいて、隣の面まで貼りつけ。
中央はサイドのはみ出しがあるぶん、すこし小さめにして重ねるように。こうすると切れ目なくきれいに貼れます。
スコッチ液体のり使用のコツは?
せっかくなので、内側も同じように貼りつけていきます。
まずは、のりをつけない状態で、ぴったりになるよう千代紙を切り出し。(少しずつ当てながら、切り込んでいきます)
ぴったりになったところで、接着していくわけですが、ここですこし、スコッチ液体のりの使い方のコツなどを。
スコッチ液体のり使用のポイントが、いくつか。
- 手につかないよう、綿手袋をはめる
- はみ出してもよいよう、不要なクリアファイルを下に敷く(不要な紙でもOK)
- のりは出し過ぎに注意
- つけた後は本当にすぐ乾く!すみやかに定位置へ接着させる
写真は、ノリ接着用に使っているクリアファイルです。こうするとはみ出しを気にせず、ゴミも出ないので、工作に多用しています。
スコッチ液体のりは、手について乾くとフィルムのようにこびりついて、なかなか取れません。(ツメでカリカリすれば剥がれる)
害があるわけではありませんが、綿手袋をしておくと、工作が終わったあとも手がすっきり。
手袋はなくてもよいのですが、とにかく液体なので、油断するとすごい勢いで大量に出てきます。少量ずつ出し、伸ばすようにしてつけていくと、きれいに仕上がります。
10秒以内に乾いて、しっかりとくっつくので、貼り損じに注意です。(位置調節は、すみやかに)
千代紙をパンチするコツ
ダイソー千代紙、本来の千代紙のような薄いものと、しっかり折り紙のように厚みのあるものとありました。(だいぶ古いので今は売ってないかも…^^;)
箱の外側に使ったのは、折り紙クラスの厚みのあるもの。
内側の赤い千代紙は薄く、そのままではうまくパンチ出来なかったので、重ねるようにしてパンチしたらうまくいきました。
柔らかい・薄い紙をパンチするさいは、厚みのある紙と一緒にパンチするとよいようです。
こちらの鳥さんは、箱の表面にスコッチで貼りつけました。
完成写真。
箱フタは、本人にポンキーペンシルで描いてもらい、鳥を貼りつけてからフィキサチーフで固定しました。
そのままだと、ポンキーの塗料が手についてしまいそうだったので。こどものクレヨン画などの固定に使えます。これをスプレーしておくと、擦っても手につかなくなります◎
ボンド接着のいいところ
今回は、グルーガンを使わず、ボンドとのりで接着を行ないました。ボンド接着のよいところは、内側の見た目がきれいなこと。
グルーガンだと、どうしても内側の角に、接着のためのグルーが見えてしまいますが、ボンドではそれがありません。(ボンドの場合は、はみ出た液を、要らないダンボールの切れ端でぬぐいとっておくと、仕上がりがきれいです)
速乾性のボンドを使えば、接着時間もさほどグルーガンと変わりません。(グルーのほうが、ちょっと速い)強度的なところは、どちらも大きな差はないように感じています。
特別な道具を必要としないので、これから始めるかたはボンド接着のほうが手を出しやすいと思います^^
まとめ
自作カルタ専用の小箱をダンボールで作った工程のご紹介でした。
さいきんはこの、のりしろを切り出す方法が気にいって、よくやっています^^
切り出す際に少し頭を使いますが、組み立てと端処理が同時に終わるので結果的に楽、という結論。小さな小箱なら1枚のダンボールから素材が取れます。
もちろん、グルーを使った組み立てのほうが、長方形を切り出すだけなので、パーツの切り出しが楽ちん。
実用小物あり中型家具ありの工作本。こちらは、グルーガンを使ったやり方がメインです。(代わりにボンドを使用しても作れます)
お近くの図書館で探してみてください^^(買ってもらえたら、さらに嬉しい・笑)
ではでは。